前回の続き
前回(2021秋)と今回はMRI検査をしていただいた。MRIでは疲労骨折どころか、目立った炎症等も見られず左右の筋力差や関節の形状等の異常もないとの事。左右どちらも発症していることから何かしらの脆弱性はあるのだと思うが、医学的な観点での原因の特定は難しいのかもしれない。
私が調べた限りでは股関節唇損傷というやつが一番近い気がするのだが、今回の検査では股関節唇も問題がないようだと仰っていた。
通常のMRIでは見えない場合もあるらしいのでこちらの可能性はあると思うが、基本は保存療法のようなので原因がわかっても積極的に治療できるようなものではないようだ。
普段はどちらかというとぼんやりとした痛みで、ももの上げ下ろし外旋内旋等では全く痛みなし。股関節の屈曲を伴わないその場での軽いジャンプでも痛みが出ない。股関節を深く曲げるスクワット系だとぼんやり痛い感じ。ただ今回Flucrum testをしてみるとはっきり股関節に痛みが出ることがわかった。
大腿骨を湾曲させることで疲労骨折などを診断する方法らしい。
今回は疲労骨折でないことは明らかだが、大腿骨の骨頭部が上(前)方に持ち上がって圧迫?引っ張られる?ことで痛みが出るようだ。
これが何を意味するのか素人の私にははっきりしたことはわからないが、厚底シューズを履くとこれに近い状況が作り出されている?ということはあるのかもしれない。
従来型シューズに比べて股関節の屈曲角度が深くなり、仕事量(負荷)が増えていることは間違いなさそうだが、それが直接の原因になっているとまでは言えなそうだ。
現に厚底シューズでガンガン走っている人は多いわけだし。
個人的な感覚だが、厚底を履くと、地面を強く叩いて反発をもらいに行くような意識がどうしても出てきてしまう。そのためポイント練習で速く走る時以外は履いてない(履きたくない)。そういった自然な動作で走れないというところも良くない原因なんだろうと感じている。
何が言いたいのかわからなくなってしまったが、まとめると今の自分の走り・身体・意識の何かが邪魔をして厚底シューズが股関節に悪さをしやすい状況になっているということだろう。
そんな私でも厚底を履くことで速く走れることは事実なので、その何かを改善してケガをしない体に変えていく必要があるのだと思う。
つづく。