gawaoのランニング日記

2時間20分を切るまでの軌跡を記録しています。

2011年を振り返って

今年はほんとうに色々なことがあって、特に自分自身にとっていろいろな変化があった一年だった。

まずは今年、新社会人になりました。関東の大学に入学してからの寮生活から、山形の実家に戻ってきてごく普通のサラリーマン生活。学生時代の部活と違って、仕事の合間にわざわざきつい思いをして走る必要はなくなったんだけどそれでもなぜだか走りたいと思えきて自らの意思でここまで走ってくることができた。寮生活という名のディストピアから解放され、プライベートでもいろいろなことがあった。

初の海外マラソンも経験できた。シンガポールラソンツアーに参加させていただいて、走ることが大好きな市民ランナーの皆さんとシンガポールの街を走って、観光して、食事して、お酒を飲んで、すごい楽しい思い出になった。
学生時代は一応、箱根を目指して走っていて(出場は叶わなかったが)自分よりレベルの高い選手といつも走っていた。市民ランナー方々はそんな自分よりも走力が低い人がほとんどだが、意識レベルは自分より相当に高くてたくさんの刺激と学びをもらった。その中でも一番強く感じたことはみんな走ることの楽しさを知っているということだ。やらされていない。これからもっともっと走りの輪を広げたい。

それからこんなに若いうちから海外を経験できたのは大きい。思想も常識も言語もまったく違う国に行ってみると、シンガポールの風土のせいかな、誰にどう思われてもいいんだって思えてきて、これが自由なんだって思った。自分の日常ってこんなにしがらみがいっぱいあったんだって気付いた。
シンガポール人はおおらかだ。英語は喋れないけどなんとなくそれだけはわかった。たとえば駅に駅員なんて見当たらなかったし、駅のエスカレーターは丸一日故障したまんま。いちいち細かいことまで管理されていないのだろう。そして、そういうのを不便だと感じている人もいないんじゃないか。複雑化しすぎた日本ではありえないことだ。すごく気持ちがよかった。

今年の漢字は『絆』に決まったそうだが、自分が選ぶとしたら『自由』だと思う。(一文字じゃないけど気にしちゃダメ)
自由って一言だけいうと享楽的なイメージを持つことが多いけど、自由の語源は「自ずからに由る。」という意味らしい。この意味を知ることで自らの意思で走っているんだと自覚できて、だからこそ走るのを好きになれたんだと思う。
無意識にこうしなければならないと思い込んでいるマイナスな縛りをなくして、そこから自由になること。気づかぬ間に自分自身に染み付いているタブーに気づくことってすごく大事。


2012年も自分らしく頑張りますか。