gawaoのランニング日記

2時間20分を切るまでの軌跡を記録しています。

走っているとき何を考えているか。

走っているとき何を考えているか。
非ランナーの人から本当によく聞かれる質問ですね。
この質問をされると答えに窮してしまうことが多い気がする。

集中しているから何も考えてないとも思うけど、集中していてもたしかに何か考えている。でもそれが何かと言われるとぱっと思いつくものはけっこう少なくて、自分の場合レースの想定(というか妄想)や、今の体の状態と今後の練習等を考えていることが多い気がする。あとは音楽に聞き入っていることも多いのかも。

そんなこんなで最近たまたま図書館でかりた村上春樹のエッセイ『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んでいたのだが、その中にこの問に関するすごくぴったりな表現があって感動した。

走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている。いろんなかたちの、いろんな大きさの雲。それらはやってきて、過ぎ去っていく。でも空はあくまでも空のままだ。雲はただのゲストに過ぎない。それは通りすぎて消えて行くものだ。そして空だけが残る。


こんなぴったりな表現よくできたものだなぁ。


実はこのエッセイが僕にとって初の村上春樹作品なのだが、好きになっちゃったかも。
まだ読み終わってないけど、彼の作品を追いかけてみたい。
読み終わったら感想書きたいと思います。